補聴器を付けたらとてもうるさく感じり理由

補聴器はとてもいろいろな最新機器を駆使して、その人の難聴具合に応じた聴こえ具合を調節します。
それなのに多くの方が「補聴器を付けたらとてもうるさく感じる」という不平不満が多くあります。
適切に調節したはずの補聴器なのにどうしてでしょうか?

それは今まで聞こえづらかった音域が補聴器で調節されて正常に聴こえてくることに脳がビックリして驚いているからです。
難聴は徐々に時間をかけて死のうしていきます。
ですので、その聞こえにくい(聞こえない)ことに長年にわたって脳はどっぷり慣れ親しんできたのです。
これは難聴の脳と呼ばれています。
ある意味、聞こえないことで静かな環境に慣れてきた脳がいきなり仏の聞こえるようになると脳が拒絶反応を起こすのです。
ですので多くの補聴器を初めて使う方が「こんなのうるさくて使えない」という悲しい結末になるのです。
特にそれが顕著に感じるのは、甲高い子供の声やなにかがこすれて起こる高い音です。
加齢性難聴のい場合、高い音から聞こえにくくなっていく特徴があります。
それがいきなり正常の音量で聞こえるのですから、もううるさくて我慢できないのです。

あるいは補聴器をつけると換気扇や車の園児の音などがうるさくて仕方がないという方もいます。
これは低音域の音です。

そこで補聴器販売店は、顧客の求めに応じて調節をします。
つまり本来聞こえにくくなっている音域の音量を小さくするように下げるのです。
するとどうなるでしょうか?
当たり前ですが、補聴器の聞こえが悪くなります・

そうすると顧客は今度は
「補聴器を使ているのによく聞こえない」
という悪循環になるのです。
補聴器販売店も商売ですから、顧客の要望に応じなければなりません。
そんなジレンマもあることは知っておきましょう。

結論から言えば、補聴器を付け始めた当初は少々うるさく感じても補聴器の装着を続けることをおすすめします。
1ヶ月もすれば、脳がその状態に慣れてきますので最初ほどうるさく感じなくなってきます。
そこで初めて補聴器も本来の働きができるのです。
みみ太郎 取扱店

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