休むことができない人もいる

「自分がこんなに疲れているなんて思わなかった」

そう感じるときはないだろうか。

日々忙しく過ごしていると、自分がそこまで疲れていることに気付けない。

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いろいろ考えていると自分のことは後回しになってしまい、自分の状態がどうなっているのか分からないのだ。

特に心の面で。

何がしたい、どこへ行きたいという前に、自分のことを考えられないことだ問題だ。

週末、休んでいるはずなのに、考えているのは昨日までにあった会社での出来事。

今月支払わなければならないクレジットカードの残高。

気になって仕方ないのだ。

そんな心の状態だから、自分を休める、心からリラックスすることの大切さに気付けない。

これが1ヶ月・2ヶ月の短い期間であれば問題ないのかもしれないが、半年・1年と続くと心がマヒしていく。

心がマヒすると、自分のことをどこかに置いてきてしまい、自分をないものとして扱ってしまう。

メンタルをやられてしまう人の多くは、そんな状況に身を置いてきたはずだ。

勘違いしてほしくないのだが、その人の勤める会社がいわゆるブラック企業であるとは限らない。

普通の会社であっても、その人の感じ方によってはブラック企業と同じように感じてしまう。

会社への不満もあるだろう。

人間関係が思うほど上手くいってないこともあるだろう。

ただ、それ以上に見落としがちなのは、自分がそこまで疲れていると本人が気づいていないことだ。

自分以外のことに気を取られるあまり、自分のことがおざなりになっている。

本当は、休みの日に行きたいお店へ行って、食べたいメニューが思い浮かんでいたかもしれない。

本当は、休みの日に旅行をして、その土地の雰囲気を感じ、違う空気に触れてリフレッシュしたかったのかもしれない。

その自分の思いを封じ込めてしまって、封じ込めたことまで忘れてしまっているから大変だ。

重要なのは、自分が休みたいと思っていることに気付くこと。

気付ければメンタルをやられずに、自分を取り戻せるのだ。

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